徳島大学理工学部理工学科 機械科学コース

何が学べるか

何が学べるか
創成科目
在校生から一言
女子受験生の皆さんへ
入試概要

何が学べるか

 私たちは「魅力あふれる機械科学コース」を目指して、教育・研究の改革を絶えず行っています。みなさんの機械科学コースのイメージはどのようなものでしょうか?現在の機械科学には、素材、加工、エネルギー、知能化など 非常に幅の広い知識が要求されています。本コースの開講科目としては、従来からの、材料、力学、エネルギー、加工などの基礎科目に加え、制御、ロボット、新素材、精密計測、環境、コンピュータ実習などの最新の問題についての科目や、「実物に触れる教育」と「もの作り」を目指しエンジンの分解・組立、創造実習などの創成科目にも力を入れています。

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創成科目

 創造性豊かな技術者を育成する手法として、機械科学コースでは創成科目群を用意しています。

 創成科目では、従来型の教員から学生のみなさんへの一方向的な授業形式をとりません。みなさんが自らの頭脳と手足を動かして自主的に何かを行う過程を経験することが基本になります。そのことで動機付けられ、自分からすすんで物事に取り組み新しい考え方やものを創り出す能力、また、チームで協力していく能力、さらに、自分の考え方を表現する能力など、将来にわたって有用な根本的な「ちから」を育てること、すなわち、知恵を育成することを目指しています。

創成科目の段階

年次創成科目目標体験
1年次導入教育としての創成意欲の導入体験する、興味をもつ
2~3年次創成の訓練知識の獲得知る、確かめる
4年次総合創成としての卒業研究知恵と技の創造創る、話す、伝える

プレゼンテーションも重要

 創成科目では観察力や洞察力の他に、論理的思考能力、課題解決能力、企画・計画・実行力といった能力を養います。また、そのようにしてできあがった考え方やものを第三者に伝える方法を学びます。プレゼンテーションと呼びます。

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  • 創成科目(機械科学コース教育方針のページへ)

 機械科学コース(機械工学科)での創成科目の授業の様子を見てみましょう。
 [ 機械基礎実習(バイスの製作/溶接/ディーゼルエンジン/材料試験)・メカトロニクス実習 ]
創成科目の授業の様子
創成科目の授業の様子
創成科目の授業の様子
創成科目の授業の様子

在校生から一言

卒業研究をはじめてみて 機械工学科4年

4月に4年生になり卒業研究をスタートさせました。卒研では、これまで講義で学んだ知識だけではなく、実践的な作業が必要になってきます。例えば機器の簡単な修理なども自分でするようになりました。 研究の完成までまだ多くの山があるとは思いますが、明るい新機械棟が完成しましたし、先生方や院生の先輩方の指導のもとでがんばっていきたいと思います。

ものづくりの楽しさ 機械創造システム工学コース2年

工学の基本は「ものづくり」にあります。技術者としての独創的なアイデアとそれを実現するための高い技術力を身につけるには、本学科がおすすめです。機械工学科では、特定の専門分野のみでなく、将来働いていくうえで必要とされるさまざまな知識や技能が習得できます。入学後の選択分野は豊富でバラエティーに富んだ教官が多数在籍していますし、建物も新築されたばかりで、快適な学習環境がそろっています。皆さんも、本学科で「ものづくり」の楽しさ、面白さを実感してください。

修士研究をはじめてみて 機械創造システム工学コース2年

研究室に配属されてから3年目になりました。4年生の頃は分からない事が多く、機器の操作方法や実験の手順を覚えることで精一杯でしたが、今日では、研究の流れも把握し、後輩を指導する立場として成長することができました。大学生活も残り1年となりましたが、先生方や研究室の仲間と共に、充実した日々を送りたいと思います。

女子受験生の皆さんへ

 徳島大学理工学部理工学科機械科学コースでは、女子受験生の皆さんにも広く門戸を開いています。そのための研究・教育体制は、十分に整備されています。理系の学部・学科への進学に興味を持たれている方は、将来、機械工学関係のエンジニアや研究者になることを是非考えてみてください。

  機械科学コースについて

 機械工学は、古くから科学技術発展の中核を支えてきました。ややもすると「汗と油にまみれた作業をしなければならない」とか、「男性だけの世界」というイメージを持たれがちですが、決してそのようなことはありません。実際、多くの分野は性別に関係がありませんし、研究や開発分野の仕事に従事されている女性エンジニアの方も数多く存在します。就職の面でも男女間の差別は全くなく、機械科学コースは前身の機械工学科としての伝統的な強みがあるため、他コースと比べてむしろ有利であるとさえ言えます。

機械科学コースについて

 入学してから大学3年次までは機械工学のエンジニアになるための基礎教育を受け、4年次になると卒業研究を行うために研究室に配属されます。そこで多くの人は、「機械科学コースというところはこんなにも広範囲の分野の先端的研究をしているのか」と驚くに違いありません。実際、現代の機械工学がカバーすべき分野はますます広がっており、「理工学部に属する全ての学科の研究内容を網羅している」と言っても言い過ぎではありません。それどころか、医工連携、環境やエネルギー問題、人間工学など、学部の枠を越えて国際的に活動する機会がますます増えつつあります。

機械科学コースについて

 機械科学コースでは、「実際に世の中の役に立つ機器や手法を創出する」といった「もの作りの精神」をモットーに教育研究を行い、将来を担う優秀なエンジニアを多く輩出しています。現在の機械科学コース(機械工学科)には、すでに各学年に数名の女子学生が在籍しています。また大学院にも進学している学生もおり、今後ますますそのような人材が増えることを期待しています。

不安に思う点や不明な点があれば、学科の事務室までお問い合わせください。

学部2年 秋田恵理さん、古財摩耶さん、多田いずみさん

学部2年 秋田恵理さん、古財摩耶さん、多田いずみさん

機械工学科では「ものづくり」に関する様々なことについて幅広くまなぶことができます。そのため、授業や課題は大変かもしれません。そして、自主的な学習が求められますが、1年生から実際にエンジンなどの機械にふれたり、レゴを使ってロボットを作製する実習などがあり、多くの経験を積む機会があります。

大学院1年 城鮎美 さん

大学院1年 城鮎美 さん

 女子の人数が少ないことに不安はあると思いますが、入ってしまうとどうってことないですよ。 研究者の“自分の領域を持っている”ことに強く憧れを抱いています。大学院では自分がどれだけできるのかチャレンジしてみたいと思っています。最初は“なんで勉強するのか?”わからないことがあると思いますが、それは、その内容を勉強する前にわかることではなくて、後になってから“必要だった”ってことがわかります。
 やっていて損はないです!!

入試概要

入試概要

 入学者選抜には一般選抜と特別選抜の2つの方法があります。 一般選抜では,前期日程と後期日程に入学定員を振り分け,選抜試験を行います。特別選抜では,推薦入学(一般推薦,専門高校・総合学科特別選抜),帰国子女特別選抜, 社会人特別選抜および私費外国人留学生特別選抜があります。(詳細は理工学部の入試案内をご覧下さい)
 また,大学,短期大学及び高等専門学校の卒業者または卒業見込みの者を対象に,編入学制度(第3年次へ入学)も 実施しています。なお、編入学者には単位認定制度が設けられています。

機械工学科編入学生の既修得単位の認定

機械工学科3年次編入生に対して、編入前に修得した単位を卒業に必要な単位として認定するための要項を以下に示す。

認定は機械工学科教務委員が出身の高専・大学・短大等のシラバスと本学工学部機械工学科(以下,本学科)のシラバスを比較し、内容、レベル、時間数を照合して認定案を作成し、学科会議の承認を得て決定される。具体的には下記のとおり。

1.高等専門学校の機械系学科出身者

1)全学共通教育科目の41単位は一括認定

2)当該学科の工業数学および工業物理への認定は、工学基礎教育センターの教務委員が既修得単位の内容を考慮して行う。

3)次に示す演習・実験・製図・実習の必修単位は可能な限り認定する。
機械基礎実習、創造基礎実習、CAD実習、基礎機械製図、機械設計製図、機械工学実験

4)次に示す専門必修科目も可能な限り認定する。
材料・構造力学、材料力学、流体力学、工業熱力学、機械設計、生産加工システム

5)その他の既修得単位のうち、当該学科に相当する科目の内容と一致する場合には、本学科での
2ヵ年の履修内容や他の学生の修得単位数とのバランスなどを総合的に考慮して認定する。

2.上記以外の出身者

1)全学共通教育科目の41単位は一括認定

2)該学科の工業数学および工業物理への認定は、工学基礎教育センターの教務委員が既修得単位の内容を考慮して行う。

3)既修得単位のうち、当該学科に相当する科目の内容と一致する場合には、本学科での2ヵ年の履修
内容や他の学生の修得単位数とのバランスなどを総合的に考慮して認定する。

関連リンク(入学希望の皆さんへ)